在宅ワークやリモートワークなどで、最近注目を集めている自宅での書斎づくりや、小作業スペースではありますが、書斎は特に男性のためのインテリア空間などとして、男性を中心とする憧れの支持が強い住宅空間でもあります。書斎と言いますと数多くの書籍が整理整頓された本棚や机、さらには風景画や家族写真の額縁などが飾られている静かな空間といったようなイメージがあるかもしれませんが、男性にとってこのようなプライベート空間を自宅の中に持つ憧れというのは、歴史を遡ってみても現代においても、女性から比較すると強いものなのかもしれません。築年数300年を超えるようなイギリスの建築物などには、男性のための書斎は「ライブラリー」「ライティングルーム」「スタディルーム」などとも呼ばれ、その他にもビリヤードなどの娯楽を楽しむ部屋や、喫煙を楽しむ社交空間が作られていたようです。女性たちが主に楽しむためのお部屋などは、談話室や植物を育れる温室、楽器を楽しむための音楽室などがあり、そこでは主に女性が中心となってゲストたちと会話などを楽しんでいたようです。さらに女性がくつろぐためのお部屋としては寝室などにおいてお化粧やファッションなどを楽しむ姿などがあったようです。現代においても在宅ワークやリモートワークなどがレギュラー化するなかで、自宅の環境づくりの参考として人々が快適に過ごす空間づくりを参考にしていきたいですね。