モバイル美術作品「タピスリー」

「タピスリー」「タペストリー」は、中世美術として知られ、紙などを用いた印刷技術が盛んになる以前に、絵画や美術作品としてヨーロッパ地方の人々の間に広まった壁掛けであるようです。

当初は、壁などの屋内にできたすき間や穴から風やホコリ、砂などを妨げるものでもあったようですが、時代とともに人物画や風景画が糸で描かれるようにもなり、現代でいうところの絵画を壁に装飾するような屋内装飾品として人々の心を魅了したようなのです。

日本におきましては床の間に飾る書画や掛け軸などが思い浮かぶ方々がいらっしゃるのではないかと思われますが、「床の間の置物」などの言葉には、実用的でなくお飾りでしかないといったような意味合いが含まれているようです。